ZMMの構想(動画公開)についての質問

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ZMMに対して面白い理念だと思ったのですが、ふと、普及はどういう考えなのかと不思議に思ったので、質問issueを出しました。

開発者様(windymeltさん)は、ZMMの将来的な普及をどのように考えていますか？

開発背景は、下記の通りであるとは、認識しています。
(引用：https://github.com/windymelt/zmm/blob/main/docs/advent2022.xml)

1. テキストが無いので検索できない
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- 検索できないと発見できない
  - 情報は検索できるからこそ意味がある
- 検索での流入が望めないのでバズ狙いの情報が氾濫してしまう
- 動画は全部見ないと望みの情報があるかどうか分からない
  - 視聴者は倍速試聴といった不合理な対策をとっている状態
  - これにより動画全体の品質が上がりにくい
    - Wikipediaを引用するだけの動画がもてはやされる現状

2. 検索性が悪化することでそれを探してくる人の地位が上がり、権威化してしまう
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- 情報の独占構造が生まれてしまう
- 独占構造は不公正な情報発信の温床となる

これらZMMの望みを叶えるためには、現状の動画サイト(ニコニコ動画・youtube)が提供しているサービス内では、当然ですが出来ません。

そこで、何かZMM形式を提供するWebサービス(動画サイト)が必要なのか？と思ったのですが、開発者様(windymeltさん)としては、どういう構想を立てていらっしゃいますか？

[windymelt]

見てくださりありがとうございます。おおまかには、次のような構想(構想というほどでもないですが)を持っています。

• 動画は、従来通りのプラットフォームで提供する。
  • ただし、VTT形式などの字幕形式を同時に出力(出力動画に同梱)できるようにする
  • これにより動画サイト側のプラットフォームが字幕を認識し検索結果に反映させる可能性を上げる
  • 他にも、検索用のテキストを概要欄に置いてもらうなどの対応もできる
• HTML形式での出力ができるようにする。
  • もともと、ZMMはHTMLページをセリフごとに生成して、これを画像化し、音声と結合して動画形式に変換するという手法で動画を生成しています
  • このため、少し手直しすればHTML形式での出力も可能になると考えています
  • HTML形式で出力した結果をどこか(GitHubでも良いでしょう)にホスティングし、ブログなどで埋め込んだり参照できるようにすれば検索が可能になると考えています
  • 同様に、PDFに変換することも難しくないと思います(この場合音声はなくなります)

以上をまとめると、既存の動画プラットフォームはそのまま利用しつつ、同じコンテンツをブログなどの別の媒体から参照できるようにし、相互にリンクできる状態を保つことで検索の有効性を確保しつつ動画の楽しさも確保する、というスタンスです。たぶんこれが一番コストを低く抑えられ、普及しやすいのではないかと思います。この路線で行くと、ZMMで生成したHTMLをホストするプラットフォームを提供できると便利そうですね(やるかどうかは別として)。

もちろん他に良いアイデアがあるかもしれないので、ご意見があればぜひどうぞ。