PC達は蜀に仕える軍師です。蜀の国は魏と呉を相手に、劣勢ながらも戦っています。蜀の目的は、魏と呉を滅ぼし天下を統一することです。
魏呉蜀三つ巴の戦いは、次のように進みます。
- 蜀呉魏の国は、この順番に行動する。一つの国の行動を「ターン」、蜀呉魏の3ターンのまとまりを「ラウンド」と呼ぶ。
- 各国は【国力】という数値を持つ。数値の高いほうが強い国。
- 手番の回ってきた国が一番高い【国力】を持つ場合、一番低い【国力】を持つ国と組んで二番手の【国力】を持つ国を攻撃する。
- 二番手の【国力】を持つ国および一番低い【国力】を持つ国の手番では、この二者で組んで一番強い国を攻撃する。
- 手番が回ってきた国は、他の二者の【国力】が同じ場合、何もせず次の国の手番に移る。
- 攻撃された国は、【国力】を3点失う。
- 一つの国の【国力】が0以下になった時点で一番【国力】の高い国がこの抗争に勝利する。
蜀の軍師である皆さんのPCは、蜀のターンに以下で紹介する四種類の策のうちの一つを君主である劉備に献策できます。
- ♠:離間の計で、魏の国はこのラウンド、蜀を攻めません(呉のターンには、呉と一緒に攻めてくることはあります)。
- ♣:離間の計で、呉の国はこのラウンド、蜀を攻めません(魏のターンには、魏と一緒に攻めてくることはあります)。
- ♥:埋伏の毒を魏に送り込みます。魏のターンに蜀に攻め込んできた場合、魏は【国力】が1減ります。
- ◆:埋伏の毒を呉に送り込みます。呉のターンに蜀に攻め込んできた場合、呉は【国力】が1減ります。
蜀のターンが回ってきたら、各プレイヤは山札から 4枚のトランプ を引きます。
その後、他の軍師と喧々諤々の議論をしてください。このとき、自分の配られたカードおよび最終的にどのカードを選んだかについて話してはいけません。
議論の後、各軍師はこのラウンドの行動を表すトランプを1枚選び裏向きにして出します。同じスートのカードであれば、何枚出しても構いません。
全ての軍師が献策を決めたら、表にします。一番多かったスートが、このラウンドの策として君主の劉備に採用されます。一番多いスートが複数ある場合は、優柔不断な劉備はこのターン何もしません。あるプレイヤが複数のカードを出していて、その中に含まれているスートが複数ある場合、そのプレイヤのカードはこのターン無視し、評価ポイントを1点減らします。
自分の出した策が採用された場合、その軍師は 評価ポイントを1点得ます。
ターンが終わったら、 献策に使わなかったカードを山札に戻して切り直します 。
各ターンに配るためのトランプの山札を準備します。山札には、プレイヤ人数×10枚のカードを入れます。この山札にジョーカーを1枚加えて、よく切ります。
魏呉蜀の【国力】の初期値を決めます。デフォルトでは次のとおりですが、適当に変えても構いません。
- 魏: 25
- 呉: 20
- 蜀: 15
PCに配られたカードの中に ジョーカー が含まれていた場合、即座にカードを公開し、そのラウンドの最後に禅定イベントが発生します。漢の天子が、その時点で一番【国力】の強い国に皇帝位を譲ります。 ゲームはそこでお終いとなります。もし蜀が皇帝位を譲られたらPCたちの勝利です。評価ポイントの一番高い軍師は、宰相の地位に就きます。魏か呉が皇帝位を譲られた場合は、PCたちの負けとなります。
【国力】が0以下になった国は滅亡します。どこか一つの国が滅亡した時点でゲームは終了となり、【国力】の一番強い国が天下を統一します。もし蜀が天下を統一したらPCたちの勝利です。評価ポイントの一番高い軍師は、宰相の地位に就きます。魏か呉が天下を統一した場合は、PCたちの負けとなります。