まずは Momo のリポジトリをダウンロードします。
$ git clone [email protected]:shiguredo/momo.git
Momo をビルドするためには、Xcode をインストールし、最低1回は起動してライセンスに同意しておく必要があります。
現時点では、開発ツールのスタンドアローンインストール(/Library/Developer/CommandLineTools
にインストールされるもの)はサポートされていません。
詳細は、次のリンク先をご覧ください。
https://bugs.chromium.org/p/chromium/issues/detail?id=729990#c1
開発マシンがどちらを使っているかは xcode-select --print-path で確かめることができます。 Xcode のものが利用されている場合は、次のような出力になります。
$ xcode-select --print-path
/Applications/Xcode.app/Contents/Developer
ここでは AppStore から Xcode をインストールしたケースを想定しています。
もし Xcode の beta 版をインストールしている場合は、/Applications/Xcode.app
の部分を適宜読み替えてください。
スタンドアローンインストールされたものが利用されている場合は、次のような出力になります。
$ xcode-select --print-path
/Library/Developer/CommandLineTools
この場合、次のコマンドを入力し、ビルド前に使用される CLI のパスを切り替えてください。
$ sudo xcode-select -s /Applications/Xcode.app
ビルドには CMake 3.16 以上が必要になります。
Homebrew が入っている場合は brew install cmake
するか、あるいは公式サイトからダウンロードして PATH を通しておいてください。
build ディレクトリ以下で ./build.sh macos と打つことで Momo の macOS 向けバイナリが生成されます。
$ ./build.sh macos
ビルド中にできた中間ファイルを削除するには、次のようにターゲットを指定して ./build.sh --clean macos を実行することでクリーンアップできます。
$ ./build.sh --clean macos