From 6061dd370ee345d1fb7d6e8920f44a191a438afd Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Suguru ARAKAWA Date: Fri, 12 Jul 2024 11:41:38 +0900 Subject: [PATCH] doc: revise about compatible upper bound type. --- docs/ja/scalar-expressions-and-types.md | 8 +++++--- 1 file changed, 5 insertions(+), 3 deletions(-) diff --git a/docs/ja/scalar-expressions-and-types.md b/docs/ja/scalar-expressions-and-types.md index 2b0ff1e..243aaf3 100644 --- a/docs/ja/scalar-expressions-and-types.md +++ b/docs/ja/scalar-expressions-and-types.md @@ -628,7 +628,9 @@ notes: ### 単項互換昇格 -単項互換型昇格 (*unary compatible type promotion*) は、あるデータ型を実行時における互換性上界のデータ型に変換する。 +単項互換型昇格 (*unary compatible type promotion*) は、あるデータ型を実行時における互換性上限のデータ型に変換する。 +このとき、互換性上限とは、実行時における互換性のあるデータ型の集合のうち、それ以上 [拡大変換](#拡大変換) を適用できないデータ型のことを指す。 + この規則はほとんどのデータ型にとって恒等変換と同じであるが、以下の表に示すデータ型は異なるデータ型への変換を行う。 | 変換元 | 変換先 | @@ -644,7 +646,7 @@ notes: | `octet varying` | `octet varying(*)` | 上記の表にないデータ型については、元のデータ型と同等 (恒等変換) の結果になる。 -また、変換先は互換性のある集合の上界であるため、再度単項互換昇格を適用しても同一のデータ型になることが保証される。 +また、変換先は互換性のある集合の上限であるため、再度単項互換昇格を適用しても同一のデータ型になることが保証される。 変換前後でデータ型が異なる組み合わせの特徴は、いずれも変換前後で実行環境上のデータの表現が変わらない、または同等のものとして取り扱えるという点である。 @@ -652,7 +654,7 @@ notes: note: * 単項互換昇格は、主に関数オーバーロード解決時のあいまいさ解消を企図している - * 関数の仮引数のデータ型を互換性上界のみに制限し、実引数に単項互換昇格を適用することで、その後のオーバーロード候補を適切に削減できる + * 関数の仮引数のデータ型を互換性上限のみに制限し、実引数に単項互換昇格を適用することで、その後のオーバーロード候補を適切に削減できる ### 単一化変換