ZIPの配信(受信)状況

[teriha8t8]

総括：Android端末、7月中は多くの端末がZIPを受信できていなかったため陽性登録者のキー情報と照合チェックは実行されていなかった。
にもかかわらず、厚労省は完全に沈黙…。
ドイツならZIPの受信案件(私の端末はチェックがなされているか)がFAQのトップにあるんですけど。

7月03日 処理番号の入力が開始され運用が始まった
7月10日 処理番号が入力できない不具合が判明し運用休止に
7月15日 運用再開

7月3日〜10日(運用初期)
iOS、AndroidにZIPは4本配信されている。
接触確認アプリをリリース時からインストールしているiPhoneはどの端末も4本受信していると思われる。
しかし、Android端末は0本〜4本とばらつきがあり、4本受信している端末が稀という状態。
厚労省が動作確認した端末ですら「確認数:0」(＝ZIP未受信)の状態であった。

7月15日に運用が再開し、iPhoneは運用初期とは違う形式でZIPが落ち始める。
しかし、Androidは全滅の模様…ZIPを受信できている端末が見当たらない。

7月19日0時台〜にやっとZIPを受信した端末が複数でた。
Twitter上で確認できたのは5人ほど。
この端末は、iOSに配信済みのキーと最新のキーすべてを受信したと思われる。
ただし、ここではAndroidは誤通知を出した。
(この時の通知はアプリかOSかは不明)

7月19日〜26日頃
運用初期にZIPを4本受信していた端末ですらZIPを受信したりしなかったり。
Android端末はZIPを安定的に受信することがなかった。
OSバージョン、開発サービスバージョンを比較検討しても受信する／しない端末の規則性がまったくわからず。

蛇足。
照合結果ファイルにはDaignosisKeyが記録される。
iOS「接触チェックファイル」では「提供されたキーの数」(RandomIDCount)
Android「確認ファイル」では「キーの数」(KeyCount)
にDaignosisKeyの数が出力される。
しかし、Androidは7月19日にZIPを受信した端末以外、7月21日頃までは「キーの数」が常に“0”だった。
これはGoogleのバク…。(ソースはドイツのGitHubのどこか…)
Google開発サービスバージョンが更新されてからは、AndroidもDaignosisKeyの数を出力している。

蛇足。
7月23日頃から、Androidは「今週のリマインダー」という通知を突然出し始め、これを接触の通知と勘違いしたユーザーでTwitterでは“誤通知祭り”になった。

7月27日頃〜
この頃からAndroid端末は安定的にZIPを受信する端末が増え始める。
但し、バックグラウンドタスクが自動的に受信する端末より、ユーザーがアプリを手動で立ち上げ直さないと受信しない端末が多い模様。

補足。
7月27日頃、AppleのAPIに仕様変更があったせいか、28日〜数日間、iPhoneにはZIPが落ちてこなかった。
また一部iPhoneが長くZIPを受信できない現象もあったが、リサーチに嫌気が差していた時期のことなので私は把握せず…。

8月26日現在。
Androidはアプリを手動で立ち上げてやれはZIPは受信できる模様。
iPhoneはバックグラウンドタスクが自動的に処理できている。(iOS14βは除く)

Androidに配信されるZIPは未受信キーが1本にまとめられている。
iOSに配信されるZIPは1本ごとに同日のキーがまとめられている。
そのため1度の配信で10数本のZIPが落ちてくる。

Android端末はバッグラウンドタスクが停滞するため、アプリの立ち上げが遅れZIPの受信が滞ると2週間分のキーZIPを受信することもある。
その結果、キーの一致があった場合は10日以上前の接触結果がでることもある。

iOS(iPhone)は、新規登録、再インストールすると100本以上のZIPが落ちてくる。
おそらく2週間分のキーすべてが落ちている。
これは、iOS14で新規に採用されるシステムに対応するための処置だと思われる。