diff --git a/doc/rogue-guide.jax b/doc/rogue-guide.jax new file mode 100644 index 0000000..5b153ac --- /dev/null +++ b/doc/rogue-guide.jax @@ -0,0 +1,603 @@ +*rogue-guide.txt* 日本語版ローグ・クローンによる『運命の洞窟』への招待 +============================================================================== + *rogue-guide* + 日本語版ローグ・クローンによる『運命の洞窟』への招待 + + + 太田 純 + + (株)リコー ソフトウェア事業部 + + + + 概 要 + + 日本語版ローグ・クローンはMS-DOSのもとで実行できるキャ + ラクター・オリエンテッドなアドベンチャー&ファンタジー・ゲー + ムであり、バークレイ版UNIXに含まれているローグ5.3とほ + ぼ同様の機能を持つクローンである。ここでは日本語版ローグ・ク + ローンで遊ぶための方法、またいくつかのヒントを述べていく。 + + + *rogue-guide-introduction* +1.ゲームシナリオ(背景と進行) + + 『君はある地方の戦士訓練学校での数年間を終えたばかりである。多くの汗と試練 +をくぐり抜け、とうとう訓練を終了した君は、いつでも危険な冒険へと旅発つ心の準 +備ができている。訓練学校の教師は、君の腕前を試すために君を運命の洞窟へ送り込 +むことにした。君に課せられた試練は、イェンダーの魔除けを手に入れて戻ることで +ある。成功のあかつきには、君は名誉ある地方戦士協会の一員となることができる。 +さらに、洞窟から持ち帰った財宝はすべて自分の物とすることができるのだ。 + + 冒険の旅に備え、はるか遠くにあるダークマウンテンに棲むドラゴンから奪い取っ +て来たといわれる魔法のかけられたほこ、弓、そして1束の矢が君に与えられた。君 +はまた、森に棲む妖精が作ったかたびらを身にまとい、洞窟にたどりつくまでの食糧 +を持った。家族と友人に最後の別れを告げると、君は道を向かった。 + + 洞窟へ出発してから数日のあいだ何事もなく旅を続けたのちに、君はようやく運命 +の洞窟への入口となる古代の廃虚にたどりついた。夜も更けていたので、君は洞窟の +入口を宿と決め、その晩は夜空の下で眠った。一夜が明けると、君は武器を集め、か +たびらを身にまとい、残り少ない食事を取り、そして洞窟へと降りていった‥‥。』 + + ‥‥‥オリジナルのローグについての論文「『運命の洞窟』への招待」より + + + このゲームの目的は、運命の洞窟を探検して怪物たちと戦いながら、地下25階よ +り深いどこかにあるイェンダーの魔除けを探し出し、それを持って地上に戻ってくる +ことである。 + + 地下深く続いている洞窟には、各階にいくつかの部屋とそれらを結ぶ通路がある。 +洞窟の各階は、それぞれの階に1つだけ存在する階段によって結ばれている。初め、 +これらの部屋や通路はどこにあるかわからない。この中を歩き回ってどこに何がある +かを探検するのがプレイヤーの役目である。プレイヤーは各階を探し回りながら階段 +により地下へと降りてゆかねばならない。ちなみに、各階のマップはゲームごとに異 +なっているので、書き留めておいても無意味である。 + + 部屋や通路にはプレイヤーを倒そうと待ち構えた怪物たちがうろついている。怪物 +にはいろいろな種類があり、それぞれ異なった方法で攻撃してくる。プレイヤーは戦 +闘コマンドによってこれらの怪物たちと戦いながら経験を積み、強くなっていかなけ +ればならない。 + + また、部屋や通路にはいろいろなものが落ちている。ゲームのスコアに直結する金 +塊や、ゲームを続けるために必要な食糧(空腹なまま歩き回るとプレイヤーは死んで +しまう)、その他にもいろいろな魔力を持った品物がある。これらの品物は拾うこと +ができ、拾い上げた品物はプレイヤーが持ち歩いている袋の中にしまわれる。この持 +ち物を上手に利用することによって怪物たちとの戦いを有利に進めることができる。 +また、倒した怪物が品物を持っていることもある。 + + + *rogue-guide-screen* +2.画面配置 + + 次に示す図はゲーム開始時の画面の例である。プレイヤーは洞窟の地下1階にある +部屋の1つにいる。同じ部屋の中にへびと大うずらがいるのが見える。また、金塊と +水薬が1つずつ落ちている。プレイヤーの下方には地下2階へと続く階段がある。さ +らに、プレイヤーのいる部屋には上、右、下にドアがあり、通路を隔てて別の部屋へ +続いているようだ。 + +---------------------------------------------------------------------------- +やあ、戦士。 運命の洞窟へようこそ... + + + +> + -----+--------------- + |..@..............*.| + |...............!...| + |...................| + |.%.................| + |.......S....E......+ + ------------+-------- +< + + +階: 1 金塊: 0 体力: 12(12) 強さ: 16(16) 守備: 4 経験: 1/0 +---------------------------------------------------------------------------- + + 画面最下行はプレイヤーの現在状態を表している。以下はその説明である。 + +階: 現在、洞窟の地下何階にいるかを表す。 + +金塊: 今までに拾った金塊の数を表す。 + +体力: 体力の現在値と上限値。どれだけダメージを受けると死ぬかを表す。怪物の + 攻撃を受けるたびにその値は減って行く。休んでいれば体力は回復する。括 + 弧の中の数値は体力の上限値を表している。 + +強さ: 強さの現在値と上限値。これは3と31の間の数である。この数値が大きい + ほど、プレイヤーの攻撃力は増す。括弧の中の数値はこれまでに得た最大の + 強さを表している。 + +守備: 現在着ているよろいの守備力。この数値が大きいほど怪物の攻撃に耐えるこ + とができる。 + +経験: これら2つの数値はプレイヤーの現在の経験レベルと経験値を示している。 + プレイヤーが何かをするたびに経験値が上がる。経験値がある値に達すると + 次の経験レベルに進むことができる。経験を積めば積むほどプレイヤーの戦 + いの腕が上がり、また魔力による攻撃に耐えられるようになる。 + +さらに、プレイヤーが空腹状態にあるときには最下行の右端に『空腹』あるいは『飢 +餓』の表示が現れることもある。 + + 画面最上行はメッセージを表示するために使われる。『[続く]』というメッセー +ジが表示されたときは、メッセージの続きがある。これを読むためにはスペースを打 +てばよい。 + + それ以外の部分はその階のマップである。画面上の文字は以下に示す意味を持って +いる。 + +@ これはプレイヤーを表す。 + +-| これらの記号は部屋を囲む壁を表す。 + ++ 部屋の入口・出口のドア。 + +. 部屋の床。 + +# 部屋と部屋の間にある通路。 + +* 金塊。 + +) 武器。 + +] よろいかたびら。 + +! 魔法の水薬が入っている小瓶。 + +? 魔法の巻き物。 + += 魔法の指輪。 + +/ 魔法の杖。 + +^ わな。通常は隠れている。 + +% 前あるいは次の階へ通じる階段。 + +: 食糧。 + +, イェンダーの魔除け。これを探し出すことが最終目的である。 + +A-Z さまざまな怪物たち。 + + + *rogue-guide-commands* +3.コマンド + + ローグでは、1~3文字のコマンドを入力することによってゲームを進める。ほと +んどのコマンドは、繰り返しの回数を指定することができる(例えば『10h』と打 +つと、左に10カラム移動する)。回数が意味を持たないコマンドでは、回数は無視 +される。コマンドを途中でキャンセルしたいときにはエスケープキーを打てばよい。 +以下の説明の中で <方角> には『hjklyumn』のいずれか1文字を入力する。 +また <持ち物> にはプレイヤーが現在持ち歩いている持ち物を表わす1文字のアルフ +ァベットを入力する。(『*』を入力すれば、指定できる持ち物のリストが表示され +るので、その中から選んで入力することができる。)また、以下の説明の中で『^』 +はコントロールキーを表している。すなわち、『^H』はコントロールキーを押しな +がら『H』を押すことを意味している。 + +? ヘルプコマンド。すべてのコマンドのリストを表示する。 + +/ <文字> + マップ上の文字が何を表しているかを教えてくれる。 + +h, H, ^H + 左に移動する。プレイヤーが1つ左に移動する。大文字の場合は、何かにぶ + つかるまで左に移動する。これはすべての移動コマンドに共通である(例え + ば、『J』は『j』の方向に走ることを意味する)。また『コントロール』 + +『h』では、プレイヤーは何かのそばを通るか、または壁にぶつかるまで + 移動を続ける。これもすべての移動コマンドに共通である。 + +j 下に移動する。 + +k 上に移動する。 + +l 右に移動する。 + +y 左上に移動する。 + +u 右上に移動する。 + +b 左下に移動する。 + +n 右下に移動する。 + +t <方角> <持ち物(武器)> + 指定した方角に指定した持ち物を投げる。例えば『the』は持ち物『e』 + を左に投げる。 (throw) + +f <方角> + 指定した方角に接している怪物と、どちらかが死にそうになるまで戦う。 + (fight) + +F <方角> + 指定した方角に接している怪物と、どちらかが死ぬまで戦う。 (fight) + +m <方角> + 指定した方角に1つ移動するが、そこに何かが落ちていても拾わない。 + (move) + +z <方角> <持ち物(杖)> + 指定した方角に杖を向け、発射する。 (zap) + +^ <方角> + 指定した方角に接しているわなの種類を教えてくれる。 + +s プレイヤーのすぐ隣の場所にわなあるいは隠されたドアがあるかどうかを調 + べる。何十回も調べなければみつけることができないわなやドアもある。 + (search) + +> 階段の上に立っているとき、その階段を降りる。 + +< 階段の上に立っているとき、その階段を上がる。イェンダーの魔除けを持っ + ていない限り、階段を上がることはできない。 + +. 休む。何かを待ったり、体力を回復するために使うことができる。 + +, 何かの上に立っているときに、その足元にあるものを拾い上げる。 + +i これは持ち物を調べるコマンドであり、プレイヤーが袋の中に持ち歩いてい + るもののリストを表示する。 (inventory) + +I <持ち物> + 指定した持ち物だけを調べる。袋の中にある1種類のものだけを見る。 + (inventory) + +q <持ち物(水薬)> + 持ち物の中の水薬を飲む。 (quaff) + +r <持ち物(巻き物)> + 持ち物の中の巻き物を読む。 (read) + +e <持ち物(食糧)> + 持ち物の中の食糧を食べる。 (eat) + +w <持ち物(武器)> + 武器を持ち換える。呪いのかかった武器を持ち換えることはできない。 + (wield) + +W <持ち物(よろい)> + よろいを着る。一度に着ることができるよろいは1つだけである。よろいを + 着るためにはある程度の時間が掛かる。 (wear) + +T <持ち物(よろい)> + よろいを脱ぐ。呪いのかかったよろいを脱ぐことはできない。よろいを脱ぐ + ためにはある程度の時間が掛かる。 (take off) + +P <持ち物(指輪)> + 指輪をはめる。両方の手に1つずつ指輪をすることができる。1つも指輪を + していないときには、どちらの手にはめるか聞いてくるので『l(左)』ま + たは『r(右)』入力する。どちらかに指輪をしているときには、指輪をし + ていない方の手にはめられる。また、プログラムはプレイヤーが右手で剣を + 持つものと仮定している。 (put on) + +R <持ち物(指輪)> + 指輪をはずす。1つの指輪だけをしているときにはそれがはずされる。2つ + の指輪をしているときにはどちらをはずすか聞いてくるので『l(左)』ま + たは『r(右)』を入力する。また、呪いのかかった指輪をはずすことはで + きない。 (remove) + +d <持ち物> + 指定した持ち物を落とす。袋から1つの持ち物を取り出して床に置く。1つ + の場所には1つのものしか置くことができない。呪われた武器、よろい、指 + 輪を身につけているとき、それを落とすことはできない。 (drop) + +c <持ち物> <呼び名‥‥‥> + 指定した持ち物に呼び名をつける。袋の中の持ち物が何であるかを憶えてお + きたいとき、このコマンドでその持ち物に名前をつけることができる。これ + は通常、水薬、巻き物、指輪、杖を拾ったあとで、それが何であるかわかっ + たとき、あるいは袋の中のどの剣を手に持っていたのか憶えておきたいとき + に使う。 (call) + +D <文字> + これまでに効果が明らかになった品物を表示する。このコマンドはどの種類 + の品物を調べたいかを聞いてくる。『*』を入力すればすべての品物につい + て表示を行い、また、ある種類の品物を表わす文字を入力すれば(例えば水 + 薬なら『!』)、その種類に属する品物のなかでどれの効果が明らかになっ + ているか(すなわち、それが何か)を表示する。 (discovered) + +o オプションを表示、設定する。このコマンドについてはオプションの項でく + わしく説明する。 (option) + +^R 画面を書き直す。画面が乱れたときに使う。 (redraw) + +^P 直前のメッセージを再表示する。読めないうちにメッセージが消えてしまっ + たときに便利である。 (previous) + +! MS-DOSのコマンドを実行するため、COMMAND.COMを呼び出 + す。『exit』コマンドでローグに戻ることができる。 + +Q ゲームを途中で終了する。本当に終了してよいか聞いてくるので、よければ + 『y』を入力する。 (quit) + +S ゲームをファイルにセーブして終了する。セーブするファイル名を聞いてく + るので、ファイル名を入力してリターンキーを押す。 (save) + + セーブされたゲームを再開するには、次にローグを始めるときに、引数とし + てそのファイル名を与えればよい。 + + A> rogue セーブファイル + +v ローグののバージョン番号を表示する。 (version) + +) 現在手に持っている武器を表示する。 + +] 現在着ているよろいを表示する。 + += 現在つけている指輪を表示する。 + +@ プレイヤーの現在状態を表す行を再表示する。 + +a 直前のコマンドを繰り返す。 + +% 現在の画面をファイルROGUE.SCRにセーブする。 + + + *rogue-guide-fighting* +4.怪物たち、および戦闘 + + 洞窟の中にはさまざまな怪物たちがうろついており、これらの怪物たちとの戦いを +避けることはできない。怪物の攻撃パターンは大きく分けて2つある。プレイヤーの +姿を目にするとただちに立ち向かってくるものと、プレイヤーが攻撃しない限り向か +ってこないものである。また、怪物の強さもさまざまであり、一般的には深い階にい +る怪物ほど攻撃力が強い。ほとんどの怪物は、すぐ隣の位置にいない限りは攻撃して +くることはない。 + + 怪物と戦うための普通の手段は武器を使うことである。武器は手に持って戦うこと +もできれば、怪物に投げつけることもできる。武器を手に持ったまま怪物と戦うため +には、怪物と接する位置で怪物のいる方角に進もうとすればよい。武器を投げる場合 +には遠く離れていても攻撃することができる。いずれの方法でも、攻撃できる方向は +プレイヤーの周囲8方向のみである。 + + + *rogue-guide-objects* +5.品物 + + 洞窟の中で見つけたものは、その上を歩けば拾うことができる。拾った品物はプレ +イヤーが持ち歩いている袋の中にしまわれ、何を拾ったかメッセージが表示される。 +ただし、プレイヤーが持ち歩くことができる品物には限りがある。持ち物が多すぎる +場合にはローグはその旨を表示し、品物を拾わない。 + + 袋の中の持ち物はさまざまなコマンドで使うことができる。持ち物にはそれを識別 +するための1文字のアルファベットが付けられており、使う持ち物はそのアルファベ +ットで指定する。このアルファベットの代わりに『*』を指定すれば、指定できる持 +ち物のリストを見ることができ、その中から選ぶことができる。 + + それぞれの品物には名前が付いている。よろいや武器はその名前を見れば種類がわ +かる。しかし、巻き物はそのタイトルによって、また水薬はその色によって名前が付 +けられており、使ってみるまでその種類はわからない。このタイトルや色はゲームご +とに変わるので、予測することができない。しかし、1回のゲームの間は、同じ名前 +の品物は同じ種類のものである。 + + 巻き物や水薬は1回使うとその効果がわかり、次に拾ったときにはその効果を表す +名前が付いてくる。しかし、杖などのように簡単には効果がわからないものについて +はそのようなことはない。効果がわかったならば、『呼び名を付ける』コマンドによ +って名前を付けておくのがよい。 + + +(1)武器 + + 武器を使うためには、それを手に持っていなければならない。弓を使って矢を射る +ためには、まず弓を『手に持ち』、それから矢を『投げる』必要がある。1度にはた +だ1つの武器しか手に持つことはできない。武器は魔法がかかっていることや呪われ +ていることがある。魔法がかかっている武器は強く、呪われている武器は弱いのが普 +通である。また、手に持っている武器が呪われているときは武器を持ち換えることは +できない。なお、持ち物を調べるコマンドによる表示は次の意味を持つ。 + + (当たり易さ,当たったときの強さ)武器名 + + 武器を使うためのコマンドは『w(手に持つ)』と『t(投げる)』である。 + + +(2)よろい + + よろいは怪物の攻撃から身を守る働きを持つ。そのためにはよろいを着ている必要 +がある。よろいは1度に1つだけしか身につけることができないので、よろいを着る +ためには、まず現在着ているよろいを脱がなければならない。また、よろいを着たり +脱いだりするにはある程度の時間が掛かる。よろいには魔法がかかっていることや呪 +われていることがある。魔法がかかっているよろいは強く、呪われているよろいは弱 +いのが普通である。また、着ているよろいが呪われているときは、脱ぐことはできな +い。よろいはその種類によって基本的な守備力が異なる。以下はそのリストである。 +数値が大きいほど、守備力は強い。 + + ------------------------------------------ + 種類 守備力 + なし 0 + 革のよろい 2 + かたびら 3 + うろこのよろい 4 + 鎖かたびら 5 + 帯金のよろい・延金のよろい 6 + 鋼鉄のよろい 7 + ------------------------------------------ + + なお、持ち物を調べるコマンドによる表示は次の意味を持つ。 + + (基本守備力からの差)よろいの種類[守備力の合計] + + よろいを使うためのコマンドは『W(着る)』および『T(脱ぐ)』である。 + + +(3)巻き物 + + 巻き物には魔法の力を持った呪文が書かれており、それを読むと奇跡が起こると言 +われている。巻き物には見知らぬ国の言葉で書かれたタイトルがつけられている。ま +た、巻き物は1度読むと消えてしまう。 + + 巻き物を使うためのコマンドは『r(読む)』である。 + + +(4)水薬 + + 当然のことながら水薬はそれを飲んだ者の体に何らかの影響を与える液体である。 +水薬の種類はその色で区別される。また、水薬は1度飲んでしまうとなくなる。 + + 水薬を使うためのコマンドは『q(飲む)』である。 + + +(5)杖 + + 杖は木や金属でできており、その種類は杖の材質で区別される。これらの杖は魔法 +の力を持っていて、ある方角に向けて発射することにより、遠く離れたものに影響を +与えることができる。ただし、杖に込められている魔法には限りがあり、使い果たし +てしまうとただの棒になってしまう。なお、持ち物を見るコマンドによる表示は次の +意味を持つ。 + + 杖の種類[残り使用回数] + + 杖を使うためのコマンドは『z(撃つ)』である。 + + +(6)指輪 + + 指輪は何らかの魔力を持っている。この魔力は使い果たすことがないので、うまく +使えば非常に役に立つ。指輪は両方の手に1つずつはめることができる。ローグのプ +レイヤーは必ず右利きであると言われている。また、指輪には魔法がかかっているこ +とや呪われていることがあり、呪われている指輪は逆効果を持ち、はずすこともでき +ない。さらに、ほとんどの指輪はつけていると食糧の消費が速くなる。その率は指輪 +の種類によってさまざまである。指輪の種類は、はめ込まれた宝石によって区別され +る。なお、持ち物を調べるコマンドによる表示は次の意味を持つ。 + + (効果の強さ)指輪の種類 + + 指輪を使うためのコマンドは『P(はめる)』および『R(はずす)』である。 + + +(7)食糧 + + 冒険を続けるためには食糧が必要である。長いあいだ食事をしないでいると体がだ +んだん弱ってきて、ついにはプレイヤーは死んでしまう。 + + 食糧を使うためのコマンドは『e(食べる)』である。 + + + +6.オプション + + ローグには、ゲームの振舞いをさまざまに変えるために一連のオプションが用意さ +れている。オプションを設定するには2通りの方法がある。1つはゲームの開始前に +環境変数によって設定する方法であり、もう1つはゲーム中にオプションコマンドで +設定する方法である。 + + +(1)環境変数 ROGUEOPTS, ROGUEOPT1, ..., ROGUEOPT9 + + ROGUEOPTS 変数には、各種のオプションに対する設定をコンマで区切って並べたリ +ストを設定する。設定の方法は次の通りである。 + + A> SET ROGUEOPTS=オプション,オプション,... + +オプションにはイエスかノーの値を取る真偽値オプションと、文字列を値とする文字 +列値オプションがある。真偽値オプションは、オプション名をリストに加えることに +よってイエスを、名前の前に『no』をつけ加えることによってノーを設定すること +ができる。文字列値オプションでは、オプション名の後にコロン『:』を書き、その +後ろに設定する文字列を書く。この文字列の中にカンマ『,』および等号『=』を入 +れることはできない。 + + 例として jump を無効に、 passgo を有効に、また name を『つぐむくん』に設定 +するためには、MS-DOSプロンプトに対して次のコマンドを実行すればよい。 + + A> SET ROGUEOPTS=nojump,name:つぐむくん + + ここではオプション名を小文字で示したが、 NOJUMP のように大文字で指定するこ +ともできる。また、同じオプションが2度以上設定されている場合には、後で指定し +たものが有効である。さらに、ROGUEOPTS 変数の変種として ROGUEOPT1, ROTUEOPT2, + ..., ROGUEOPT9 を使うこともできる。これらの環境変数が設定されているときは、 +ROGUEOPTS の続きとして読み込まれる。評価の順序は ROGUEOPTS, ROGUEOPT1, ..., +ROGUEOPT9 の順である。これらの変種を使うことにより、一時的な設定の変更を簡単 +に行うことができる。 + + +(2)オプションコマンド + + ゲーム中に『o』コマンドを入力すると、ローグは画面をクリアしてすべてのオプ +ションについて現在の設定を表示する。次に、カーソルを最初のオプションに置いて +入力を待つ。そこで、リターンキーを押せば次のオプションに進み、マイナス『-』 +では前のオプションに戻ることができる。 + + オプションの値を変更するには、真偽値オプションに対しては『y(イエス)』ま +たは『n(ノー)』を入力すればよい。文字列値オプションに対しては、新しい文字 +列を入力した後にリターンキーを押す。 + + 設定を終了するためには、リターンキーあるいは『-』を何回か押して上下どちら +かに抜け出せばよい。また、途中でキャンセルしたいときは、エスケープキーを押せ +ばただちにゲームに戻ることができる。 + + +(3)各種オプション + + ここに挙げたリストは、各種オプションとそれぞれの意味である。省略した場合の +値は『[]』の中に示してある。 + + これらのオプションの詳細については、オプションについて述べたドキュメントを +参照すること。 + +jump [nojump] + 移動コマンドを実行したとき、移動が終了するまで表示を行わない。これに + より、ゲームをスピードアップすることができる。 + +passgo [passgo] + 部屋と部屋を結ぶ通路を移動するとき、曲がり角で止まらない。 + +tombstone [tombstone] + プレイヤーが死んでしまったときに墓標を表示する。 + +color [color] + ゲームマップをカラーで表示する。 + +fruit [こけもも] + 好物のくだものの名前。 + +file [なし] + ゲームをセーブするために使われるファイル名。 + +name [環境変数 USER の値] + プレイヤーのニックネーム。最高得点のリストに載るときに使用される。 + +directory [なし] + スコアファイルや画面ダンプファイルを置くディレクトリー。ゲーム中はこ + のディレクトリーがカレントディレクトリーとなっている。 + +map [cbmyg] + カラー表示を行う際のキャラクター別カラーマッピング。 + +type [none] + ゲームを実行する機種名。 + +init [なし] + ゲーム開始時に画面を初期化するためのエスケープシーケンス。 + +term [なし] + ゲーム終了時に画面を復帰するためのエスケープシーケンス。 + +cursor [なし] + カーソルの表示をオン・オフするためのエスケープシーケンス。 + + + *rogue-guide-scoring* +7.スコア + + ローグでは、ゲームが終了したときにトップ10のスコアを表示する。現在のゲー +ムの結果がトップ10にランクされた場合には、そのスコアが反転表示される。 + + ゲームのスコアは、ゲーム終了時にプレイヤーが持っている金額で決まる。『q』 +コマンドでゲームを終了したときにはその金額すべてが得点になる。しかし、怪物と +の戦いに破れてゲームが終了したときは、プレイヤーの亡きがらを近親者に送り届け +る手数料として、洞窟の中の葬儀屋が10%を徴収することになっている。このため +金額すべてが得点になるわけではない。 + + 現在のトップ10スコアを見るためには、次のコマンドを実行すればよい。 + + A> rogue -s + + + +8.参考文献 + +・A Guide to the Dungeons of Doom (4.3 Berkeley Software Distribution) + Michael C. Toy / Kenneth C. R. C. Arnold + +・ローグハンドブック (ゲームハンドブックシリーズ-3) ¥1,500 + 竹山正寿・木村信行・太田昌孝著 株式会社ビー・エヌ・エヌ 発行 + +============================================================================== +vim:tw=78:ts=8:ft=help:norl: diff --git a/doc/rogue-guide.txt b/doc/rogue-guide.txt new file mode 100644 index 0000000..ef7b68e --- /dev/null +++ b/doc/rogue-guide.txt @@ -0,0 +1,720 @@ +*rogue-guide.txt* A Guide to the Dungeons of Doom +============================================================================== + *rogue-guide* + A Guide to the Dungeons of Doom + + + Michael C. Toy + Kenneth C. R. C. Arnold + + + Computer Systems Research Group + Department of Electrical Engineering and Computer Science + University of California + Berkeley, California 94720 + + + + + ABSTRACT + + Rogue is a visual CRT based fantasy game which runs + under the UNIX+ timesharing system. This paper + describes how to play rogue, and gives a few hints + for those who might otherwise get lost in the + Dungeons of Doom. + +____________________ + +UNIX is a trademark of Bell Laboratories + + + *rogue-guide-introduction* +1. Introduction + + You have just finished your years as a student at the +local fighter's guild. After much practice and sweat you +have finally completed your training and are ready to embark +upon a perilous adventure. As a test of your skills, the +local guildmasters have sent you into the Dungeons of Doom. +Your task is to return with the Amulet of Yendor. Your +reward for the completion of this task will be a full +membership in the local guild. In addition, you are allowed +to keep all the loot you bring back from the dungeons. + + In preparation for your journey, you are given an +enchanted mace, a bow, and a quiver of arrows taken from a +dragon's hoard in the far off Dark Mountains. You are also +outfitted with elf-crafted armor and given enough food to +reach the dungeons. You say goodbye to family and friends +for what may be the last time and head up the road. + + You set out on your way to the dungeons and after +several days of uneventful travel, you see the ancient ruins +that mark the entrance to the Dungeons of Doom. It is late +at night, so you make camp at the entrance and spend the +night sleeping under the open skies. In the morning you +gather your weapons, put on your armor, eat what is almost +your last food, and enter the dungeons. + + + +2. What is going on here? + + You have just begun a game of rogue. Your goal is to +grab as much treasure as you can, find the Amulet of Yendor, +and get out of the Dungeons of Doom alive. On the screen, a +map of where you have been and what you have seen on the +current dungeon level is kept. As you explore more of the +level, it appears on the screen in front of you. + + Rogue differs from most computer fantasy games in that +it is screen oriented. Commands are all one or two keys- +trokes[1] and the results of your commands are displayed +graphically on the screen rather than being explained in +words.[2] + + Another major difference between rogue and other com- +puter fantasy games is that once you have solved all the +puzzles in a standard fantasy game, it has lost most of its +excitement and it ceases to be fun. Rogue, on the other +hand, generates a new dungeon every time you play it and +even the author finds it an entertaining and exciting game. + +____________________ + [1] As opposed to pseudo English sentences. + [2] A minimum screen size of 24 lines by 80 columns is +required. If the screen is larger, only the 24x80 section +will be used for the map. + + + *rogue-guide-screen* +3. What do all those things on the screen mean? + + In order to understand what is going on in rogue you +have to first get some grasp of what rogue is doing with the +screen. The rogue screen is intended to replace the "You +can see ..." descriptions of standard fantasy games. Figure +1 is a sample of what a rogue screen might look like. + + +3.1. The bottom line + + At the bottom line of the screen are a few pieces of +cryptic information describing your current status. Here is +an explanation of what these things mean: + +____________________________________________________________ + +> + ------------ + |..........+ + |..@....]..| + |....B.....| + |..........| + -----+------ +< + + +Level: 1 Gold: 0 Hp: 12(12) Str: 16(16) Arm: 4 Exp: 1/0 + + Figure 1 +____________________________________________________________ + + + +Level This number indicates how deep you have gone in the + dungeon. It starts at one and goes up as you go + deeper into the dungeon. + +Gold The number of gold pieces you have managed to find + and keep with you so far. + +Hp Your current and maximum health points. Health + points indicate how much damage you can take before + you die. The more you get hit in a fight, the lower + they get. You can regain health points by resting. + The number in parentheses is the maximum number your + health points can reach. + +Str Your current strength and maximum ever strength. + This can be any integer less than or equal to 31, or + greater than or equal to three. The higher the + number, the stronger you are. The number in the + parentheses is the maximum strength you have attained + so far this game. + +Arm Your current armor protection. This number indicates + how effective your armor is in stopping blows from + unfriendly creatures. The higher this number is, the + more effective the armor. + +Exp These two numbers give your current experience level + and experience points. As you do things, you gain + experience points. At certain experience point + totals, you gain an experience level. The more + experienced you are, the better you are able to fight + and to withstand magical attacks. + + +3.2. The top line + + The top line of the screen is reserved for printing +messages that describe things that are impossible to +represent visually. If you see a "--More--" on the top +line, this means that rogue wants to print another message +on the screen, but it wants to make certain that you have +read the one that is there first. To read the next message, +just type a space. + + +3.3. The rest of the screen + + The rest of the screen is the map of the level as you +have explored it so far. Each symbol on the screen +represents something. Here is a list of what the various +symbols mean: + +@ This symbol represents you, the adventurer. + +-| These symbols represent the walls of rooms. + ++ A door to/from a room. + +. The floor of a room. + +# The floor of a passage between rooms. + +* A pile or pot of gold. + +) A weapon of some sort. + +] A piece of armor. + +! A flask containing a magic potion. + +? A piece of paper, usually a magic scroll. + += A ring with magic properties + +/ A magical staff or wand + +^ A trap, watch out for these. + +% A staircase to other levels + +: A piece of food. + +A-Z The uppercase letters represent the various inhabitants + of the Dungeons of Doom. Watch out, they can be nasty + and vicious. + + + *rogue-guide-commands* +4. Commands + + Commands are given to rogue by typing one or two char- +acters. Most commands can be preceded by a count to repeat +them (e.g. typing "10s" will do ten searches). Commands for +which counts make no sense have the count ignored. To can- +cel a count or a prefix, type . The list of com- +mands is rather long, but it can be read at any time during +the game with the "?" command. Here it is for reference, +with a short explanation of each command. + +? The help command. Asks for a character to give help + on. If you type a "*", it will list all the commands, + otherwise it will explain what the character you typed + does. + +/ This is the "What is that on the screen?" command. A + "/" followed by any character that you see on the + level, will tell you what that character is. For + instance, typing "/@" will tell you that the "@" symbol + represents you, the player. + +h, H, ^H + Move left. You move one space to the left. If you use + upper case "h", you will continue to move left until + you run into something. This works for all movement + commands (e.g. "L" means run in direction "l") If you + use the "control" "h", you will continue moving in the + specified direction until you pass something interest- + ing or run into a wall. You should experiment with + this, since it is a very useful command, but very dif- + ficult to describe. This also works for all movement + commands. + +j Move down. + +k Move up. + +l Move right. + +y Move diagonally up and left. + +u Move diagonally up and right. + +b Move diagonally down and left. + +n Move diagonally down and right. + +t Throw an object. This is a prefix command. When fol- + lowed with a direction it throws an object in the + specified direction. (e.g. type "th" to throw some- + thing to the left.) + +f Fight until someone dies. When followed with a direc- + tion this will force you to fight the creature in that + direction until either you or it bites the big one. + +m Move onto something without picking it up. This will + move you one space in the direction you specify and, if + there is an object there you can pick up, it won't do + it. + +z Zap prefix. Point a staff or wand in a given direction + and fire it. Even non-directional staves must be + pointed in some direction to be used. + +^ Identify trap command. If a trap is on your map and + you can't remember what type it is, you can get rogue + to remind you by getting next to it and typing "^" fol- + lowed by the direction that would move you on top of + it. + +s Search for traps and secret doors. Examine each space + immediately adjacent to you for the existence of a trap + or secret door. There is a large chance that even if + there is something there, you won't find it, so you + might have to search a while before you find something. + +> Climb down a staircase to the next level. Not surpris- + ingly, this can only be done if you are standing on + staircase. + +< Climb up a staircase to the level above. This can't be + done without the Amulet of Yendor in your possession. + +. Rest. This is the "do nothing" command. This is good + for waiting and healing. + +, Pick up something. This picks up whatever you are + currently standing on, if you are standing on anything + at all. + +* Inventory. List what you are carrying in your pack. + +I Selective inventory. Tells you what a single item in + your pack is. + +q Quaff one of the potions you are carrying. + +r Read one of the scrolls in your pack. + +e Eat food from your pack. + +w Wield a weapon. Take a weapon out of your pack and + carry it for use in combat, replacing the one you are + currently using (if any). + +W Wear armor. You can only wear one suit of armor at a + time. This takes extra time. + +T Take armor off. You can't remove armor that is cursed. + This takes extra time. + +P Put on a ring. You can wear only two rings at a time + (one on each hand). If you aren't wearing any rings, + this command will ask you which hand you want to wear + it on, otherwise, it will place it on the unused hand. + The program assumes that you wield your sword in your + right hand. + +R Remove a ring. If you are only wearing one ring, this + command takes it off. If you are wearing two, it will + ask you which one you wish to remove, + +d Drop an object. Take something out of your pack and + leave it lying on the floor. Only one object can + occupy each space. You cannot drop a cursed object at + all if you are wielding or wearing it. + +c Call an object something. If you have a type of object + in your pack which you wish to remember something + about, you can use the call command to give a name to + that type of object. This is usually used when you + figure out what a potion, scroll, ring, or staff is + after you pick it up, or when you want to remember + which of those swords in your pack you were wielding. + +D Print out which things you've discovered something + about. This command will ask you what type of thing + you are interested in. If you type the character for a + given type of object (e.g. "!" for potion) it will + tell you which kinds of that type of object you've + discovered (i.e., figured out what they are). This + command works for potions, scrolls, rings, and staves + and wands. + +o Examine and set options. This command is further + explained in the section on options. + +^R Redraws the screen. Useful if spurious messages or + transmission errors have messed up the display. + +^P Print last message. Useful when a message disappears + before you can read it. This only repeats the last + message that was not a mistyped command so that you + don't loose anything by accidentally typing the wrong + character instead of ^P. + + + Cancel a command, prefix, or count. + +! Escape to a shell for some commands. + +Q Quit. Leave the game. + +S Save the current game in a file. It will ask you + whether you wish to use the default save file. Caveat: + Rogue won't let you start up a copy of a saved game, + and it removes the save file as soon as you start up a + restored game. This is to prevent people from saving a + game just before a dangerous position and then restart- + ing it if they die. To restore a saved game, give the + file name as an argument to rogue. As in + % rogue save_file + + To restart from the default save file (see below), run + % rogue -r + +v Prints the program version number. + +) Print the weapon you are currently wielding + +] Print the armor you are currently wearing + += Print the rings you are currently wearing + +@ Reprint the status line on the message line + + + +5. Rooms + + Rooms in the dungeons are either lit or dark. If you +walk into a lit room, the entire room will be drawn on the +screen as soon as you enter. If you walk into a dark room, +it will only be displayed as you explore it. Upon leaving a +room, all monsters inside the room are erased from the +screen. In the darkness you can only see one space in all +directions around you. A corridor is always dark. + + + *rogue-guide-fighting* +6. Fighting + + If you see a monster and you wish to fight it, just +attempt to run into it. Many times a monster you find will +mind its own business unless you attack it. It is often the +case that discretion is the better part of valor. + + + *rogue-guide-objects* +7. Objects you can find + + When you find something in the dungeon, it is common to +want to pick the object up. This is accomplished in rogue +by walking over the object (unless you use the "m" prefix, +see above). If you are carrying too many things, the pro- +gram will tell you and it won't pick up the object, other- +wise it will add it to your pack and tell you what you just +picked up. + + Many of the commands that operate on objects must +prompt you to find out which object you want to use. If you +change your mind and don't want to do that command after +all, just type an and the command will be aborted. + + Some objects, like armor and weapons, are easily dif- +ferentiated. Others, like scrolls and potions, are given +labels which vary according to type. During a game, any two +of the same kind of object with the same label are the same +type. However, the labels will vary from game to game. + + When you use one of these labeled objects, if its +effect is obvious, rogue will remember what it is for you. +If it's effect isn't extremely obvious you will be asked +what you want to scribble on it so you will recognize it +later, or you can use the "call" command (see above). + + +7.1. Weapons + + Some weapons, like arrows, come in bunches, but most +come one at a time. In order to use a weapon, you must +wield it. To fire an arrow out of a bow, you must first +wield the bow, then throw the arrow. You can only wield one +weapon at a time, but you can't change weapons if the one +you are currently wielding is cursed. The commands to use +weapons are "w" (wield) and "t" (throw). + + +7.2. Armor + + There are various sorts of armor lying around in the +dungeon. Some of it is enchanted, some is cursed, and some +is just normal. Different armor types have different armor +protection. The higher the armor protection, the more pro- +tection the armor affords against the blows of monsters. +Here is a list of the various armor types and their normal +armor protection: + + __________________________________________ + Type Protection + None 0 + Leather armor 2 + Studded leather / Ring mail 3 + Scale mail 4 + Chain mail 5 + Banded mail / Splint mail 6 + Plate mail 7 + __________________________________________ + +If a piece of armor is enchanted, its armor protection will +be higher than normal. If a suit of armor is cursed, its +armor protection will be lower, and you will not be able to +remove it. However, not all armor with a protection that is +lower than normal is cursed. + + The commands to use weapons are "W" (wear) and "T" +(take off). + + +7.3. Scrolls + + Scrolls come with titles in an unknown tongue[3]. +After you read a scroll, it disappears from your pack. The +command to use a scroll is "r" (read). + +____________________ + [3] Actually, it's a dialect spoken only by the twenty- +seven members of a tribe in Outer Mongolia, but you're not +supposed to know that. + + +7.4. Potions + + Potions are labeled by the color of the liquid inside +the flask. They disappear after being quaffed. The command +to use a scroll is "q" (quaff). + + +7.5. Staves and Wands + + Staves and wands do the same kinds of things. Staves +are identified by a type of wood; wands by a type of metal +or bone. They are generally things you want to do to some- +thing over a long distance, so you must point them at what +you wish to affect to use them. Some staves are not +affected by the direction they are pointed, though. Staves +come with multiple magic charges, the number being random, +and when they are used up, the staff is just a piece of wood +or metal. + + The command to use a wand or staff is "z" (zap) + + +7.6. Rings + + Rings are very useful items, since they are relatively +permanent magic, unlike the usually fleeting effects of +potions, scrolls, and staves. Of course, the bad rings are +also more powerful. Most rings also cause you to use up +food more rapidly, the rate varying with the type of ring. +Rings are differentiated by their stone settings. The com- +mands to use rings are "P" (put on) and "R" (remove). + + +7.7. Food + + Food is necessary to keep you going. If you go too +long without eating you will faint, and eventually die of +starvation. The command to use food is "e" (eat). + + + +8. Options + + Due to variations in personal tastes and conceptions of +the way rogue should do things, there are a set of options +you can set that cause rogue to behave in various different +ways. + + +8.1. Setting the options + + There are two ways to set the options. The first is +with the "o" command of rogue; the second is with the +"ROGUEOPTS" environment variable[4]. + +____________________ + [4] On Version 6 systems, there is no equivalent of the +ROGUEOPTS feature. + + +8.1.1. Using the `o' command + + When you type "o" in rogue, it clears the screen and +displays the current settings for all the options. It then +places the cursor by the value of the first option and waits +for you to type. You can type a which means to go +to the next option, a "-" which means to go to the previous +option, an which means to return to the game, or +you can give the option a value. For boolean options this +merely involves typing "t" for true or "f" for false. For +string options, type the new value followed by a . + + +8.1.2. Using the ROGUEOPTS variable + + The ROGUEOPTS variable is a string containing a comma +separated list of initial values for the various options. +Boolean variables can be turned on by listing their name or +turned off by putting a "no" in front of the name. Thus to +set up an environment variable so that jump is on, terse is +off, and the name is set to "Blue Meanie", use the command + % setenv ROGUEOPTS "jump,noterse,name=Blue Meanie"[5] + +____________________ + [5] For those of you who use the bourne shell, the com- +mands would be + $ ROGUEOPTS="jump,noterse,name=Blue Meanie" + $ export ROGUEOPTS + + +8.2. Option list + + Here is a list of the options and an explanation of +what each one is for. The default value for each is +enclosed in square brackets. For character string options, +input over fifty characters will be ignored. + +terse [noterse] + Useful for those who are tired of the sometimes lengthy + messages of rogue. This is a useful option for playing + on slow terminals, so this option defaults to terse if + you are on a slow (1200 baud or under) terminal. + +jump [nojump] + If this option is set, running moves will not be + displayed until you reach the end of the move. This + saves considerable cpu and display time. This option + defaults to jump if you are using a slow terminal. + +flush [noflush] + All typeahead is thrown away after each round of bat- + tle. This is useful for those who type far ahead and + then watch in dismay as a Bat kills them. + +seefloor [seefloor] + Display the floor around you on the screen as you move + through dark rooms. Due to the amount of characters + generated, this option defaults to noseefloor if you + are using a slow terminal. + +passgo [nopassgo] + Follow turnings in passageways. If you run in a pas- + sage and you run into stone or a wall, rogue will see + if it can turn to the right or left. If it can only + turn one way, it will turn that way. If it can turn + either or neither, it will stop. This is followed + strictly, which can sometimes lead to slightly confus- + ing occurrences (which is why it defaults to nopassgo). + +tombstone [tombstone] + Print out the tombstone at the end if you get killed. + This is nice but slow, so you can turn it off if you + like. + +inven [overwrite] + Inventory type. This can have one of three values: + overwrite, slow, or clear. With overwrite the top + lines of the map are overwritten with the list when + inventory is requested or when "Which item do you wish + to . . .? " questions are answered with a "*". How- + ever, if the list is longer than a screenful, the + screen is cleared. With slow, lists are displayed one + item at a time on the top of the screen, and with + clear, the screen is cleared, the list is displayed, + and then the dungeon level is re-displayed. Due to + speed considerations, clear is the default for termi- + nals without clear-to-end-of-line capabilities. + +name [account name] + This is the name of your character. It is used if you + get on the top ten scorer's list. + +fruit [slime-mold] + This should hold the name of a fruit that you enjoy + eating. It is basically a whimsey that rogue uses in a + couple of places. + +file [~/rogue.save] + The default file name for saving the game. If your + phone is hung up by accident, rogue will automatically + save the game in this file. The file name may start + with the special character "~" which expands to be your + home directory. + + + *rogue-guide-scoring* +9. Scoring + + Rogue usually maintains a list of the top scoring peo- +ple or scores on your machine. Depending on how it is set +up, it can post either the top scores or the top players. +In the latter case, each account on the machine can post +only one non-winning score on this list. If you score +higher than someone else on this list, or better your previ- +ous score on the list, you will be inserted in the proper +place under your current name. How many scores are kept can +also be set up by whoever installs it on your machine. + + If you quit the game, you get out with all of your gold +intact. If, however, you get killed in the Dungeons of +Doom, your body is forwarded to your next-of-kin, along with +90% of your gold; ten percent of your gold is kept by the +Dungeons' wizard as a fee[6]. This should make you consider +whether you want to take one last hit at that monster and +possibly live, or quit and thus stop with whatever you have. +If you quit, you do get all your gold, but if you swing and +live, you might find more. + + If you just want to see what the current top +players/games list is, you can type + % rogue -s + +____________________ + [6] The Dungeon's wizard is named Wally the Wonder Badg- +er. Invocations should be accompanied by a sizable dona- +tive. + + + +10. Acknowledgements + + Rogue was originally conceived of by Glenn Wichman and +Michael Toy. Ken Arnold and Michael Toy then smoothed out +the user interface, and added jillions of new features. We +would like to thank Bob Arnold, Michelle Busch, Andy +Hatcher, Kipp Hickman, Mark Horton, Daniel Jensen, Bill Joy, +Joe Kalash, Steve Maurer, Marty McNary, Jan Miller, and +Scott Nelson for their ideas and assistance; and also the +teeming multitudes who graciously ignored work, school, and +social life to play rogue and send us bugs, complaints, +suggestions, and just plain flames. And also Mom. + + +============================================================================== +vim:tw=78:ts=8:ft=help:norl: diff --git a/doc/rogue-man.jax b/doc/rogue-man.jax new file mode 100644 index 0000000..86a1e08 --- /dev/null +++ b/doc/rogue-man.jax @@ -0,0 +1,91 @@ +*rogue-man.txt* データ分離版ローグ・クローンII manページ +============================================================================== + *rogue-man* + +名称 + rogue_s - ローグ・クローンにより運命の洞窟を探検する + +書式 + rogue_s mesg_file [-s] [-r] [save_file] + +解説 + このゲームは、バークレイ版 UNIX に付属しているゲーム、 ローグ 5.3のクロー + ンからメッセージを分離し、自分の好きなメッセージで楽しむことができるよう + にしたものです。 + + コマンドキャラクターは標準のローグ 5.3 と同じで、 h, j, k, l, y, u, b, n + で1ステップ移動します。シフトキーと同時に押せば、何かにぶつかるまで移動し + ます。コントロールキーと同時に押した場合には、何かが見つかるまで移動する + ことができます。 また ? を入力すれば、使用できるコマンドのリストを表示す + ることができます。 + + プログラムがプレイヤーに何かの選択を要求するときには、 いつでも * を入力 + して選択できるもののリストを表示させることができます。しかしながら、場合 + によっては全リストではなく、巻き物、水薬、武器などだけのリストを見たいこ + とがあります。その場合には * のかわりに ?!=:/)] のいずれかを入力すること + により、それぞれ巻き物、水薬、指輪、食糧、杖、武器、よろいのメニューを表 + 示することができます。これは、何か特定の持ち物、例えば巻き物を落としたい + が、それを全リストからではなく、巻き物の中から探したいようなときに特に有 + 用です。 + + CTRL-A を入力すると、次のような行が表示されます。 + + 基本上昇率: 6.50, 実効上昇率: 7.00 (!: 2, V: 0) + + この行は体力上昇率を表しています。プレイヤーの経験レベルが上がるごとに、 + プレイヤーの体力はランダムに選ばれた 10 未満の値だけ上昇します。 CTRL-A + コマンドを使えば、自分の幸運度を知ることができます。上記の例では、基本上 + 昇率はゲーム中の正確な体力上昇値の平均を表し、有効上昇率は基本上昇率から + 水薬による上昇分とバンパイヤによる低下分を差し引いたものです。上記の例で + は、2 ポイントの体力が体力が回復する薬を飲んだことによって与えられ、バン + パイヤの影響はないことが括弧の中に示されています。ただし、ここで述べる体 + 力値は体力の上限値を指しています。すなわち、ローグ画面最下行にあるプレイ + ヤー状態表示行の中の『体力: 15(22)』という部分の最も右側にある数値です。 + + CTRL-D コマンドは何の入力要求も行わずに rogue.screen というファイルをカレ + ントディレクトリーに作成します。このファイルの内容は CTRL-D を入力したと + きの画面のコピーです。このコマンドはゲーム中のどの時点でも実行できます。 + これは、自分がどのように悲惨な状態に陥ったか、あるいはどれだけすごいゲー + ムだったかを他人に説明するのに便利です。 + + mesg_file + には読み込ませるメッセージファイル名を書きます。元々のメッセージファイル + (の日本語版)は mesg という名前になっています。ファイルはカレントディレク + トリ、/usr/local/share/rogue_s ディレクトリの順に検索されます。 + + mesg_file + を指定せずに実行した場合、指定可能なファイル名をそのファイルの説明と共に + 表示して終了します。 + + -s + オプションでは、スコアファイルを表示して終了します。 + + -r + オプションは、環境変数 ROGUEOPTS に指定されたセーブファイルからゲームを再 + 開します。 + + save_file + を指定した場合には、そのファイルにセーブされたゲームを再開します。 + + これより詳しいことについては、ドキュメント『日本語版ローグ・クローンによ + る『運命の洞窟』への招待』を参照してください。 + +作者 + Tim Stoehr : ローグ・クローン 2 + 太田 純 : 日本語版 1.3 + 伊藤 康史 : メッセージ分離版 + +関連ファイル + ~/rogue.scores スコアファイル + ~/rogue.screen 画面ダンプファイル + /usr/local/share/rogue_s/mesg* + メッセージファイル + /usr/local/share/doc/rogue_s/* + 関連ドキュメント + +関連項目 + 日本語版ローグ・クローンによる『運命の洞窟』への招待 + (/usr/local/share/doc/rogue_s/rogue.doc) + +============================================================================== +vim:tw=78:ts=8:ft=help:norl: diff --git a/doc/rogue-man.txt b/doc/rogue-man.txt new file mode 100644 index 0000000..1a1b0c2 --- /dev/null +++ b/doc/rogue-man.txt @@ -0,0 +1,78 @@ +*rogue-man.txt* Man page of Rogue-clone II +============================================================================== + *rogue-man* +ROGUE(6) Games Manual ROGUE(6) + + + +NAME + rogue - Exploring The Dungeons of Doom With a Rogue Clone + +SYNOPSIS + rogue [ save_file ] [ -s ] + +DESCRIPTION + This game is a clone of the rogue 5.3 game that is part of the Berkeley + Software Distribution (BSD) Tape. + + The command characters are precisely the same as in standard rogue 5.3. + h,j,k,l,y,u,b,n move you one step. Capitalize it, and you move until + you run into something. Use the control key instead, and you move + until you are next to something. + + Whenever the program asks you for an inventory letter, you can type '*' + to get a list of the logical choices. Sometimes, however, you don't + want to see that list, but instead you want to see the list of your + scrolls, potions, weapons, or whatever. In these cases you can type + one of ?!=:/)] to see a menu of your scrolls, potions, rings, foods, + wands, weapons or armor respectively. This is especially usefull when + you know you want to drop a particular item, a scroll for example, but + you don't want to pick it from the entire list, just from your collec- + tion of scrolls. + + When you type control-a, you are shown a line that looks like: + + R-Hp: 6.50, E-Hp: 7.00 (!: 2, V: 0) + + This line refers to Hp-raise averages. Each time your experience level + goes up, your Hp is increased by a random amount not to exceed 10. If + you are curious about your luck in these raises, you can use the ^A + command. In the example above R-Hp stands for "real Hp" which is + exactly your average Hp raise during the game. E-Hp stands for effec- + tive Hp, and is the same as R-Hp except Hp raises from potions, and Hp- + subtractions from vampires are factored in. In the above between the + parentheses, it shows that 2 Hp points were given as a result of + quaffing potions of healing, and that vampires have taken way none. + All of these Hp numbers refer to you max Hp number; the rightmost num- + ber in Hp: (15)22 in the status line at the bottom of your rogue + screen. + + The 'X' command silently creates a file in your current directory + called rogue.screen. This file contains a copy of your screen at the + time you typed typed the 'X' This works at absolutely any point in + the program. It is useful for showing other folks what kind of a mess + you got into, or what a great game you were having. This functionality + means that you cannot use the letter 'X' when 'calling' an object some- + thing. + + The -s option prints the score file and exits. + + For more detailed directions, read the document A Guide to the Dungeons + of Doom. + +AUTHOR + Tim Stoehr + +FILES + rogue.scores Score file + +SEE ALSO + Michael C. Toy and Kenneth C. R. C. Arnold, A guide to the Dungeons of + Doom + + + +4th Berkeley Distribution March 4, 1987 ROGUE(6) + +============================================================================== +vim:tw=78:ts=8:ft=help:norl: diff --git a/doc/rogue.jax b/doc/rogue.jax new file mode 100644 index 0000000..6f6a2d5 --- /dev/null +++ b/doc/rogue.jax @@ -0,0 +1,182 @@ +*rogue.txt* データ分離版ローグ・クローンIIの移植 + +Version: 1.0 +Author: KATO Noriaki +License: MIT License + + *rogue* +rogue.vim は、データ分離版ローグ・クローンII (rogue_s) を Vim 上で遊べるよう +に移植した Vim プラグインです。 + +============================================================================== +目次 *rogue-contents* + +|rogue-howtoplay| 遊び方 +|rogue-options| オプション +|rogue-options-highlight| ハイライトグループ + +------------------------------------------------------------------------------ +参考文献 *rogue-references* + +|rogue-man| データ分離版ローグ・クローンII manページ + +|rogue-guide| 日本語版ローグ・クローンによる『運命の洞窟』へ + の招待 +|rogue-guide-introduction| ゲームシナリオ(背景と進行) +|rogue-guide-screen| 画面配置 +|rogue-guide-commands| コマンド +|rogue-guide-fighting| 怪物たち、および戦闘 +|rogue-guide-objects| 品物 +|rogue-guide-scoring| スコア + + +============================================================================== +遊び方 *rogue-howtoplay* + +*:Rogue* + ゲームを開始します。 + +*:RogueScores* + スコアを表示して終了します。 + +*:RogueRestore* [save_file] + 引数に指定されたセーブファイルを復元して、続きからゲームを再開します。 + 引数を省略した場合、デフォルトのセーブファイル (|g:rogue#file|) を復元 + します。再開するとセーブファイルは削除されます。 + +*:RogueResume* + "" コマンドによって中断した地点から、ゲームを再開します。 + + *rogue-suspend* *rogue-CTRL-Z* + + 即座にゲームを中断するコマンドです。このコマンドは rogue.vim オリジナ + ルです。 + +? + 全コマンドのリストを表示するコマンドです。 + +/ + 画面上のキャラクターの意味を調べるコマンドです。"/" キーの後で調べたい + キャラクターのキーを入力してください。 + +* + プログラムがプレイヤーに何かの選択を要求するときに、* を入力すると選択 + できるもののリストを表示させることができます。 + 全リストではなく、巻き物、水薬、武器などだけのリストを見たい場合には、 + * のかわりに ?!=:/)] のいずれかを入力することにより、それぞれ 巻き物、 + 水薬、指輪、食糧、杖、武器、よろい のメニューを表示することができま + す。 + + + コマンドの途中でキャンセルします。 + + + 画面最上行のメッセージに [続く]と表示されたときは、スペースを押すと + 続きのメッセージを読むことができます。 + + +その他のコマンドについては、|rogue-guide-commands| を参照してください。 + + +============================================================================== +オプション *rogue-options* + +rogue.vim のオプションは .vimrc に指定できます。 +"o" コマンドや $ROGUEOPTS によるオプション設定はできません。 + +*g:rogue#name* + プレイヤーのニックネームを指定します。 + デフォルト: $FIGHTER の値 またはログインしているユーザー名 + +*g:rogue#directory* + スコアファイル、セーブファイル、画面ダンプファイルを置くディレクトリを + 指定します。 + デフォルト: ホームディレクトリ + +*g:rogue#file* + デフォルトのセーブファイルを指定します。 + デフォルト: "rogue_vim.save" + +*g:rogue#message* + メッセージファイルを指定します。相対パスによる指定の場合は、 + autoload/rogue ディレクトリからの相対パスとなります。 + メッセージファイルのフォーマットについては、autoload/rogue/mesg を参照 + してください。 + デフォルト: |g:rogue#japanese| が 1 ならば "mesg"、0 ならば "mesg_E" + +*g:rogue#japanese* + 1 を指定した場合、メッセージファイルが日本語であるとみなします。 + 0 を指定した場合、メッセージファイルが日本語でないとみなします。 + デフォルト: `v:lang` に "ja" を含むならば 1 、そうでないなら 0 + +*g:rogue#jump* + 1 を指定した場合、大文字または CTRL 移動コマンドを実行したとき、移動が + 終了してコマンド待ちになるまで画面の更新を行わないようになります。画面 + の更新が遅い端末などで設定すると効果的です。 + 0 を指定した場合、一歩毎に画面の更新を行います。 + デフォルト: 0 + +*g:rogue#passgo* + 1 を指定した場合、大文字または CTRL 移動コマンドを実行したとき、通路の + 曲がり角では停止しないようになります。 + 0 を指定した場合、通路の曲がり角で停止します。 + デフォルト: 1 + +*g:rogue#tombstone* + 1 を指定した場合、プレイヤーが死んでしまったときに墓標を表示します。 + 0 を指定した場合、墓標を表示しません。 + デフォルト: 1 + +*g:rogue#color* + 1 を指定した場合、ゲームマップをカラーで表示します。 + 0 を指定した場合、カラー表示が無効になります。 + デフォルト: 1 + +*g:rogue#fruit* + 好物の果物の名前を指定します。 + デフォルト: "こけもも" + +------------------------------------------------------------------------------ +ハイライトグループ *rogue-options-highlight* + +以下のハイライトグループを設定することで、各キャラクターを任意の色に変更できま +す。 + +*rogueWall* + 壁と通路の色を設定します。 + 'background' が "dark" の場合のデフォルト: > + hi rogueWall ctermfg=cyan guifg=cyan +< 'background' が "light" の場合のデフォルト: > + hi rogueWall ctermfg=blue guifg=blue +< +*rogueFloor* + 床の色を設定します。 + 'background' が "dark" の場合のデフォルト: > + hi rogueFloor ctermfg=blue guifg=blue +< 'background' が "light" の場合のデフォルト: > + hi rogueFloor ctermfg=gray guifg=gray +< +*rogueItem* + 品物の色を設定します。 + 'background' が "dark" の場合のデフォルト: > + hi rogueItem ctermfg=yellow guifg=yellow +< 'background' が "light" の場合のデフォルト: > + hi rogueItem ctermfg=brown guifg=brown +< +*rogueMonster* + 怪物の色を設定します。 + 'background' が "dark" の場合のデフォルト: > + hi rogueMonster ctermfg=magenta guifg=magenta +< 'background' が "light" の場合のデフォルト: > + hi rogueMonster ctermfg=red guifg=red +< +*rogueFighter* + プレイヤーの色を設定します。 + 'background' が "dark" の場合のデフォルト: > + hi rogueFighter ctermfg=green guifg=green +< 'background' が "light" の場合のデフォルト: > + hi rogueFighter ctermfg=darkgreen guifg=darkgreen +< + +============================================================================== +vim:tw=78:ts=8:ft=help:norl: diff --git a/doc/rogue.txt b/doc/rogue.txt new file mode 100644 index 0000000..c39c97f --- /dev/null +++ b/doc/rogue.txt @@ -0,0 +1,174 @@ +*rogue.txt* Porting of Rogue-clone II for Vim + +Version: 1.0 +Author: KATO Noriaki +License: MIT License + + *rogue* +This Vim plugin is a game that is porting of Rogue-clone II. +You can enjoy the game on your Vim. + +============================================================================== +CONTENTS *rogue-contents* + +|rogue-howtoplay| How to Play +|rogue-options| Options +|rogue-options-highlight| Highlight Groups + +------------------------------------------------------------------------------ +REFERENCES *rogue-references* + +|rogue-man| Man page of Rogue-clone II + +|rogue-guide| A Guide to the Dungeons of Doom +|rogue-guide-introduction| Introduction +|rogue-guide-screen| What do all those things on the screen mean? +|rogue-guide-commands| Commands +|rogue-guide-fighting| Fighting +|rogue-guide-objects| Objects you can find +|rogue-guide-scoring| Scoring + + +============================================================================== +HOW TO PLAY *rogue-howtoplay* + +*:Rogue* + Starts the game. + +*:RogueScores* + Prints scores only. + +*:RogueRestore* [save_file] + Restores `save_file` and restarts the game. If `save_file` is omitted, + the default saved file |g:rogue#file| is used. + The saved file is removed. + +*:RogueResume* + Resumes the game from the point you suspended it with command. + + *rogue-suspend* *rogue-CTRL-Z* + + A command that suspends the game immediately. This is an original + command of rogue.vim. + +? + The help command that shows a list of all commands. + +/ + A command that shows the meaning of a character on the screen. Press + "/" and the key of the character you want to know. + +* + Whenever the program asks you for an inventory letter, you can type + '*' to get a list of the logical choices. Sometimes, however, you + don't want to see that list, but instead you want to see the list of + your scrolls, potions, weapons, or whatever. In these cases you can + type one of ?!=:/)] to see a menu of your scrolls, potions, rings, + foods, wands, weapons, or armor respectively. + + + Cancels a command that has not finished yet. + + + If you see a "--More--" on the top line, press key to read the + next message. + + +To know about the other commands, see |rogue-guide-commands|. + + +============================================================================== +OPTIONS *rogue-options* + +Options of rogue.vim can be specified in your .vimrc. +The "o" command and $ROGUEOPTS are not supported. + +*g:rogue#name* + Your nickname. + default: value of $FIGHTER or login user name + +*g:rogue#directory* + A directory that a score file, saved file and screen file will be + put in. + default: home directory + +*g:rogue#file* + The default file name for saving the game. + default: "rogue_vim.save" + +*g:rogue#message* + Specify a message file you want to use. If a relative path name is + specified, the path is from "autoload/rogue" directory. + About message file format, see "autoload/rogue/mesg_E". + default: If |g:rogue#japanese| is 0 then "mesg_E", otherwise "mesg" + +*g:rogue#japanese* + If your message file is Japanese, set 1. Otherwise set 0. + default: If `v:lang` includes "ja" then 1, otherwise 0 + +*g:rogue#jump* + If this option is set 1, when you use uppercase or CTRL move command + the screen will not be updated until the move finishes. This helps the + game response will be quickly. + default: 0 + +*g:rogue#passgo* + If this option is set 1, when you use uppercase or CTRL move command + you will not stop at a turning in passages. + default: 1 + +*g:rogue#tombstone* + If this option is set 1, prints the tombstone when you die. + default: 1 + +*g:rogue#color* + If you want to disable color, set 0. + default: 1 + +*g:rogue#fruit* + Your favorite fruit. + default: "slime-mold" + +------------------------------------------------------------------------------ +HIGHLIGHT GROUPS *rogue-options-highlight* + +You can change highlight groups of characters to any color. + +*rogueWall* + Color of walls and passages. + default color when 'background' is "dark": > + hi rogueWall ctermfg=cyan guifg=cyan +< default color when 'background' is "light": > + hi rogueWall ctermfg=blue guifg=blue +< +*rogueFloor* + Color of floors. + default color when 'background' is "dark": > + hi rogueFloor ctermfg=blue guifg=blue +< default color when 'background' is "light": > + hi rogueFloor ctermfg=gray guifg=gray +< +*rogueItem* + Color of items. + default color when 'background' is "dark": > + hi rogueItem ctermfg=yellow guifg=yellow +< default color when 'background' is "light": > + hi rogueItem ctermfg=brown guifg=brown +< +*rogueMonster* + Color of monsters. + default color when 'background' is "dark": > + hi rogueMonster ctermfg=magenta guifg=magenta +< default color when 'background' is "light": > + hi rogueMonster ctermfg=red guifg=red +< +*rogueFighter* + Color of fighter. + default color when 'background' is "dark": > + hi rogueFighter ctermfg=green guifg=green +< default color when 'background' is "light": > + hi rogueFighter ctermfg=darkgreen guifg=darkgreen +< + +============================================================================== +vim:tw=78:ts=8:ft=help:norl: