画像生成 AI ツールの Stable Diffusion web UI(SdWebUi) を簡単にインストールします。
- 動作環境
- Git for Windows のインストール
- Python のインストール
- SdWebUi のインストール
- モデルや LoRA のリソースダウンロード
- アップスケーラーなどの手動ダウンロード
- Windows 10 以降のパソコン (PC)
- 要 Windows Update 適用
- 最近の NVIDIA 製ビデオカード
- 動作確認は Geforce RTX 3060 12GB で実施
- 200GB 程度のディスク容量
- ひとつが数 GB のモデルを、追加でどの程度ダウンロードするかによります。
ファイルのダウンロード時に配布元の URL をコンソールに表示します。URL を Ctrl + Click で開き、利用規約などを遵守してご利用ください。 成人でない方が成人向けのコンテンツを利用することは禁止です。
Git for Windows はファイルの履歴を管理するツールですが、生成 AI 関連では様々なモノのダウンロードによく使用します。
Git をインストール済みで、パスも通っている方は読み飛ばしてください。
公式サイトの「Download」からインストーラーをダウンロードして実行します。
インストール時の次の画面では、真ん中を選んでください。
このオプションで PC のどのフォルダからでも git を呼び出せるようになります。
他のオプションはデフォルトのままでも問題ありません。
もし気になるオプションがあったら、調べてみてください。
Python は有名なプログラミング言語で、AI 分野では特に活発に利用されています。
SdWebUi が指定している 最新ではないバージョンの Python 3.10.6 をインストールします。
Python 3.10.6 をインストール済みで、パスも通っている方は読み飛ばしてください。
SdWebUi が使用する Python のバージョンは Dependencies で確認できます。
「exe」のリンクからインストーラーをダウンロードして実行してください。
インストール時の次の画面では公式の指示に従い、パスを追加するオプションを有効にしてください。
git と同様に、このオプションで PC のどのフォルダからでも python を呼び出せるようになります。
パスの追加を忘れた場合はPythonのインストーラーをもう一度実行し、「Modify」-「Next」-「Add Python to environment variables」であとからパスを追加することもできます。
空き容量のあるドライブに、インストール先のフォルダを用意します。
英数字のみの浅いパスにしてください(例: C:\SdWebUiTutorial\
や C:\SD\
など)。
次に Setup_SdWebUi.bat
を 右クリックから「名前をつけてリンク先を保存…」 でインストール先のフォルダにダウンロードします。
インストール先のフォルダで Setup_SdWebUi.bat
をダブルクリックで実行すると、注意事項の確認の後に SdWebUi のダウンロードとインストールが進みます。
「WindowsによってPCが保護されました」と表示されたら、「詳細表示」から「実行」します。
インストールが終わると Web ブラウザに SdWebUi が表示されます。
以降は「SdWebUi.bat」をダブルクリックすれば SdWebUi を実行できます。
モデルや LoRA といったリソースを大量にダウンロードします。
回線速度にもよりますが、ダウンロードに時間が掛かりますので寝る前などの実行がおすすめです。
- Civitai が落ちていないことを確認して、Safe For Work の
UpdateResourceSfw.bat
か、Not Safe For Work のUpdateResourceNsfw.bat
を実行します。- 追加のモデルはサイズが大きいため、
_\SdWebUi-Installer\ModelAll
以下の bat ファイルを実行して個別にダウンロードします。 - ディスク容量に数百GBの余裕があり、すべてのモデルをダウンロードする場合は
UpdateResourceAllSfw.bat
かUpdateResourceAllNsfw.bat
を実行します。 - 正しくダウンロードできていなさそうなモデルや LoRA がありましたら、削除して bat を再実行してください。
- 追加のモデルはサイズが大きいため、
- 更新後に SdWebUi が立ち上がったら、上部タブから「Civitai Helper」を選択して「Scan Models for Civitai」で「Scan」します。
- Scan ボタンの下に「
Connect to Civitai API service failed. Wait a while and try again, check console log for detail
」といったエラーメッセージが表示されたら、しばらく待ってから再実行してください。
- Scan ボタンの下に「
- スキャンが終わったら、上部タブの「txt2img」に戻って花札マークの「extra networks」から「リフレッシュ」と「Refresh Civitai Helper's additional buttons」を押します。
MEGA などの一部のクラウドストレージは、専用プログラムをインストールしない場合は手動でのダウンロードが必要になります。
手動で簡単にファイルをダウンロードするしくみを _\SdWebUi-ManualDownload\
以下に用意しました。
ここでは MEGA で配布されている画像拡大アップスケーラー 4x-UltraSharp.pth
と 4x-AnimeSharp.pth
をダウンロードします。
- エクスプローラーで
_\SdWebUi-ManualDownload\Upscaler\
を開くと4x-UltraSharp.bat
と4x-AnimeSharp.bat
があります。 - bat を実行すると Web ブラウザでダウンロードページを開き、エクスプローラーでとファイルのインストール先を開きます。
- ダウンロードページからファイルをダウンロードする際には、左上ではなく右下の「(↓)」ダウンロードボタンでダウンロードします。
- ダウンロードが終わったらダウンロード先フォルダからインストール先フォルダにファイルを移動します。
他にも手動でのダウンロードが必要なものは _\SdWebUi-ManualDownload\
以下にダウンロード用の bat ファイルがあります。
LoRA などではおすすめのファイル名や配置先をコンソールに表示します。
MEGA からの無料ダウンロードは、大きなサイズをダウンロードをすると一定時間(6時間以上)ダウンロードが制限されます。
制限されたら時間を置いてダウンロードしましょう。
以上で SdWebUi のインストールは完了です。
最初の 1girl 画像生成 では「1girl, school uniform」と指定するだけで、簡単に画像を生成できます。