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Norio Ikedo edited this page May 8, 2019 · 57 revisions

codamaとは?

"ジャービス、今日の天気を教えて"

こんなことができたら面白いですよね。 codamaを使えば"ジャービス"という言葉をウェイク・アップ・ワードにした音声対話開発ができるようになります。

「codama(こだま)」とは、ユカイ工学株式会社(以下、ユカイ工学)と株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が、XMOS Ltd(以下、XMOS)のボイス・プロセッサーを採用した音声対話開発キットです。

製品サイトはこちら https://codama.ux-xu.com

音声対話開発キット「codama」は、NTTドコモのオープンパートナーイニシアティブ(2017年6月23日発表)のデバイスオープン機能(ドコモAIエージェントAPI、以下、本API)に対応しており、NTTドコモが提供する本APIのRaspberryPi用ソフトウェアを利用することで動作します。

本製品に搭載された技術と同APIの連携により、様々な電子機器やIoTデバイスを、音声で簡単に操作することを可能にしており、本製品が部屋の隅に配置された場合でも、予め設定出来る様々な呼びかけに反応(ウェイク・アップ・ワード)し、クリアに音声をキャプチャー(ビームフォーミング、およびノイズキャンセル)し、音声によるAPIサービスへのアクセスを可能にします。

本ドキュメントは「codama」のセットアップ方法、およびAPIを利用したサンプルプログラムの説明、「codama」をもっと活用するための各パラーメータの設定方法を説明します。

セットアップ方法

ここではRaspberry piの初期設定から、codamaを使ったウェイク・アップ・ワードの作成を行い、そのウェイク・アップ・ワードを使ってドコモAIエージェントAPIを動かす手順を説明します。 以下で示す順序通りに設定を進めてください。

1. codamaの設定方法

ここではRaspberry Piの設定方法および、codamaの設定方法を説明します。

  1. Raspberry Piを設定する
  2. codamaをRaspberry Piに取り付け、設定する

2. ウェイク・アップ・ワードを作成する

"ジャービス","アスラーダ"等あなたの好きな言葉でウェイク・アップ・ワードを作ってみましょう。

ウェイク・アップ・ワードとは、音声スピーカーに対して音声アシスタント機能を呼び出す音声コマンドです。 このウェイク・アップ・ワードの作成には、YUKAIが提供する専用のツールを利用します。

まず最初にcodamaの使い方(録音の方法)を決めます。
codamaには大きく分けて3通りの使用法があり、これはcodamaの使い方に限らず、ウェイクアップワード作成の方法でもあります。 お好きな方法でウェイクアップワードの録音、登録を行いましょう。決まったら、手順に沿ってウェイクアップワードを作りましょう。

1. Raspberry PiとI2C接続するマイクとして使用する場合(オススメ)

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この使い方はRaspberryPiの40ピンを利用し電源給電と通信を行います。最終的にRaspberry Pi上で完結するためコンパクトになります。

2. Raspberry PiとUSB接続するマイクとして使用する場合

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この使い方はRaspberryPiの40ピンから給電し、通信をUSBケーブル経由で行う方法です。Raspberry Pi上でUSBオーディオとして見ることができるようになりますが、録音方法が冗長になるので、特に理由がない場合は推奨しません。

3. PCとUSB接続するマイクとして使用する場合

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この使い方は、RaspberryPiの40ピンから給電し、PCとUSBケーブル経由で通信を行う方法です。codamaの操作が基本的にPC上で完結するためPCでアプリケーションを開発する場合に使用します。


Raspberry Piの処理能力の都合上、PCを用いて録音する方が高い精度でウェイクアップワードを検知することが可能です。(PCの内蔵マイクを使う方法もありますが、認識精度の都合上非推奨です。)

3. Sebastienを利用したサンプルプログラムの実行

codamaを取り付けたRaspberryPiはNTTドコモが提供する/project:SEBASTIEN/を利用して音声による対話を実装することが可能です。

codamaのパラメータ調整や他の機能

ウェイクアップワードの処理以外にも、codamaには多数のパラメータが存在し、自由に調整することができます。

codamaを使ってものづくりを楽しむ

このサンプルに留まらず、オリジナルのプロダクト開発を楽しんでください。 いくつか作例がありますので、開発の参考にしていただければと思います。

codamaで遊んでみた

Codamaを用いた対話できるロボットの作成

音声認識デバイスを使って声に反応するラジコンを作ってみた

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